今日のテーマは「カツオ」
目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ
江戸中期の俳人・山口素堂(1642~1716)の作品だそうですが、
この俳句がヒットして初夏に初ガツオを食べるのが「粋」と江戸っ子たちの間でなったとか。
「嫁を質屋に入れてでも食う」
そんな話が出るほど江戸時代のカツオは高価なものだったみたい。
時と場所を変え、我らが茨城県。
海に面している県とはいえ、明治・大正・昭和初期と内陸の人たちは、
今のように新鮮な魚は食べられなかったでしょう。そんな中でも
茨城県南や県西地域では、カツオは食べられていたんです。
ご年配の板前さんに聞くと必ず、この辺の人はみんなカツオが好き。と口を揃えて言います。
当時は、スーパーや飲食店も今ほどなく、行商の方々がこの地方の魚食文化を支えていました。那珂湊や銚子から行商に来ていたとか。
行商…今の人たちはイメージ無いですよね。車が普及する前からどのように魚を運んでいたか。まさか歩いては無いよね。じゃあ自転車?もないよね。どう考えても。
那珂湊の行商人たちは、恐らく電車で移動していたと思われます。
今のJR常磐線と、那珂湊線のルートで那珂湊から県南地域まで来ていたと思われる。
県西へは取手まで行き、常総線に乗り換え来ていた。
推測ですが、この方法大正2年には可能となっていた。
車や道路が発達していない当時。まさに電車を乗り継ぎ魚を売り歩くなんともパワフルな魚屋さんたちがいらっしゃった。すごい…今では考えられない。
とまぁ。パワフル行商人さんのおかげで、茨城県南地域の人たちは昔から魚をいやカツオを食べることができたんですね。おかげさまでみんな大好きです!
今宵は初ガツオで1杯いきましょう🎵
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