魚屋の道は一日にしてならず

はじめに

オリンピックで活躍するアスリートのパフォーマンスや職人たちの見事な手さばき。

人に感動させるスキルを目撃することがあると思います。

その全てが例外なく、ある日突然できるようになったわけではありません。断言してしまいましたが、ほぼあってると思います。

必ず始めた日があって、地道な努力が人を感動させられるまでになります。

これは、どのような職業でもいえることだと思います。

魚屋はどうなの?

さて、こと魚屋に関しての話をします。

皆さんもご存知のように魚には旬があります。その旬は年に1度だったり、2度だったりするわけです。つまり1年間でその魚の最高の状態を1回ないし2回しか経験できないのです。

一人前になるのに10年かかると言われる業界。情報はネットで調べればすぐにわかるようになっているので、知識に関していえば10年もかかることなく一人前になる事は出来るでしょう。

しかし、魚の目利きやおろすといったこの業界独自のスキルについてはそうはいきません。毎日のように繰り返し行わなければ得られない、体得できないことがあります。

すべての職人技に言えることは、必ず初心者から始まり、こつこつ毎日のようにその技を繰り返して、どうしたらもっと上手にできるのか。どうしたらもっと早くできるのかを考えながら経験を積んでいくことで、人を魅了するパフォーマンスができるようにあります。

手前味噌ですが、穴子の開きやショウサイフグの磨きに関していえば、それなりのレベルになっていると思います。Instagramでたまに投稿しているので、見ていただきたいなと思います。

まとめ

一言で魚屋と言っても、様々なスキルを必要とします。その一つ一つが毎日の繰り返しの中で培われていくものです。何事に関してもいえることですが、表面の事だけを見て分かった気になるのではなく、仕事そのものはとても奥の深いもののはずなので、是非今携わっている仕事を突き詰め好きになってほしいです。人生において仕事をしている時間はとても長いと思います。楽しいジョブライフを送っていただきたいものです。

ショウサイフグを剝いている動画をInstagramに投稿しました。                                       ↓     ↓    ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓

https://www.instagram.com/tv/CSQnmtyHWmK/?utm_source=ig_web_copy_link

天然の味

と題して、今日のInstagramを投稿しました。

小型のカンパチ「汐子(しおっこ)」の上物が入荷したので、そのお知らせをしたかったのと、この汐子の美味しい食べ方を少しだけ紹介させてもらいました。

カンパチと言えば、今はそのほとんどを養殖に頼っている魚の1つです。

大抵のお店のカンパチは養殖なので、基本脂のってます。好きな方も多いと思います。

養殖が出回る前は、もちろん天然のみで高級魚でした。

同じ養殖のブリと比べて色もちが良いこと。(血合いの色が変わりずらい)

味も悪くないこと。

安定して養殖ができること。

などなどの条件で、ここまで普及してきました。

今日の汐子は、久々にうちの店に来た天然カンパチ。

こちらとしても胸躍ったわけ出すよ。

あっという間にお嫁に行ってしまいました。

坂本水産Instagram ↓ ↓

https://www.instagram.com/p/CNdWyrBnK9I/?utm_source=ig_web_copy_link

魚屋たかチャンネル ↓ ↓

こちらをご覧ください。毎朝6時を目安に投稿してます。

さてさて。

昨年の11月からInstagramを毎日のように更新しているわけなんですが、

今日初めて、ハッシュタグ検索をInstagramで行ってみました。

すると

スクロールすれどもすれども記事が出てこず(;^_^A

え!?って感じでした。

毎日のように投稿して、#土浦は必ず付けて今日で107投稿目。

こんなに出てこないものなの?どうして?

始めたばかりは、投稿数が少ないからかなって思ってました。

いや。でも。明らかに僕より投稿していないあの人が、割と早めに出てきたぞ?

なぜ?…とちょっと挫けました。

今までだったらここで挫折していたと思う。

どうやら、僕が考えていた

・投稿数(ハッシュタグを付けた回数)

は、Instagramではあまり関係ないのかもしれません。

今のところ答えは出ていませんが、

せっかく毎日時間を割いて投稿しているので、

もっといろいろな人に見てもらいたいとも思うし、

今のままではハッシュタグを付けている意味が無くなってしまう。

と思ったので、これから調べます。

なんか悔しいです!

ではまた!!来週もよろしくお願いいたします。

みんなが好き初カツオ

今日のテーマは「カツオ」

目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ

江戸中期の俳人・山口素堂(1642~1716)の作品だそうですが、

この俳句がヒットして初夏に初ガツオを食べるのが「粋」と江戸っ子たちの間でなったとか。

「嫁を質屋に入れてでも食う」

そんな話が出るほど江戸時代のカツオは高価なものだったみたい。

時と場所を変え、我らが茨城県。

海に面している県とはいえ、明治・大正・昭和初期と内陸の人たちは、

今のように新鮮な魚は食べられなかったでしょう。そんな中でも

茨城県南や県西地域では、カツオは食べられていたんです。

ご年配の板前さんに聞くと必ず、この辺の人はみんなカツオが好き。と口を揃えて言います。

当時は、スーパーや飲食店も今ほどなく、行商の方々がこの地方の魚食文化を支えていました。那珂湊や銚子から行商に来ていたとか。

行商…今の人たちはイメージ無いですよね。車が普及する前からどのように魚を運んでいたか。まさか歩いては無いよね。じゃあ自転車?もないよね。どう考えても。

那珂湊の行商人たちは、恐らく電車で移動していたと思われます。

今のJR常磐線と、那珂湊線のルートで那珂湊から県南地域まで来ていたと思われる。

県西へは取手まで行き、常総線に乗り換え来ていた。

推測ですが、この方法大正2年には可能となっていた。

車や道路が発達していない当時。まさに電車を乗り継ぎ魚を売り歩くなんともパワフルな魚屋さんたちがいらっしゃった。すごい…今では考えられない。

とまぁ。パワフル行商人さんのおかげで、茨城県南地域の人たちは昔から魚をいやカツオを食べることができたんですね。おかげさまでみんな大好きです!

今宵は初ガツオで1杯いきましょう🎵

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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魚屋たかのりブログ始動

初めまして。まずは自己紹介

・茨城県土浦市土浦地方卸売市場内

・水産仲卸業

・坂本水産株式会社

・たかのり 40歳 男

・魚屋歴17年

こんな私が、これからブログを始めるわけですが、

・最新の市場の紹介(入荷状況など)

・水産業界の文化(文化といっていいのかな?)

・商売における心構え(大袈裟か?)

・後継ぎとしての苦悩(これも大袈裟か?)

を織り交ぜながら、魚でみんなを笑顔にできるような投稿をしていこうと思ってます!

まずは続けることを優先に、やっていこうと…(一番心配)

使い方がよくわからないので、徐々にカスタムしていきます。

今日のところはこの辺で!

よろしくお願いいたします。